重量をキャンセルしたバレリーナ

先日の「芸術劇場」放送録画分を見た。
マリインスキーとボリショイの合同ガラ公演。
解説者やインタビューの言葉をくっつけると、マリインスキーはアカデミックで
厳格、サンクトペテルブルクならではのエレガントと繊細を追求している。
一方、ボリショイはモスクワならではの感情の爆発があり、パワフルでダイナミック。
ちょっと違うのかもしれないけど、マリインスキーとボリショイの違いは、
江戸落語上方落語の違い、みたいな差があるのかな、と思った。
第1部はボリショイ・バレエ
1.エスメラルダ〜パ・ド・ドゥ〜/エカテリーナ・クリサノワ、ドミートリ・クダーノフ
2.マグリットマニア/ネッリ・コパヒーゼ、アルチョム・シュピレフスキー
(ポーソポフ振付け。ベートーベン、クラサーヴィン音楽)
3.海賊〜奴隷のパ・ド・ドゥ〜/ニーナ・カプツォーワ、アンドレイ・メルクーリエフ
(はい、アンドレイが奴隷のパ・ド・ドゥって、と何人がツッコンだことでしょう)
4.ジゼル〜パ・ド・ドゥ〜/スヴェトラーナ・ルンキナ、ルスラン・スクヴォルツォフ
5.ファラオの娘〜パ・ド・ドゥ〜/マリヤ・アレクサンドロワ、セルゲイ・フィーリン
6.パリの炎〜パ・ド・ドゥ〜/ナターリヤ・オシーポワ、イワン・ワシリーエフ

第2部マリインスキー・バレエ
1.ばらの精/イリーナ・ゴールフ、イーゴリ・コールプ
2.サタネラ〜ベニスの謝肉祭のパ・ド・ドゥ〜/エヴゲーニャ・オプラスツォーワ、
ウラディーミル・シクリャローフ
3.3つのグノシェンヌ/ウリャーナ・ロパートキナ、イワン・コズロフ
振付けはH・V・マーネン
以上。
えっ、まだマリインスキー、半分も見ていないよ!
ビデオの関係で、残りの演目は録画できず、見れなかった!
これは惜しい!
特に、「3つのグノシェンヌ」のロパートキナがめちゃくちゃよかっただけに、
ロパートキナの「瀕死の白鳥」とか見たかった。
この人、完璧に重力を自在にあやつっていた。素晴らしい。
再放送を待つ!