めがねブーム

時東あみが人気らしい。
めがねっ子アイドル。(視力はいいので、伊達めがね)
つんくプロデュースのCDを聞くかぎり、歌い方がアイドルっぽくないが、
けっこう面白く聞けた。
でも、僕は、昨今の「めがね」好きブームがうっとうしくてならない。
女子で、理系眼鏡男子に萌えたり、
男子で、まじめな眼鏡女子に萌えたり。
どちらも眼鏡に「そこらへんにいるチャラチャラした軽い奴ではない」
というイメージがあるんじゃないか、と思う。
でも、思うに、眼鏡というのは、身体能力の低い部分を矯正する器具である。
松葉杖とか、車椅子とか、眼帯とか、包帯とか、ギプスと同じ。
眼鏡が必要なのは視力障害者であり、眼鏡男子(女子)好きとはつまり、
身体障害者フェチなのである。
ペドフィリアが幼児に萌えたりするのと同様、力の劣るものでないと、
相手にできない、自分の弱さをさらけだした嗜好であるとしか言いようがない。
平気で眼鏡好きを標榜する、その無神経さ。
さらに、眼鏡をあえてかけようとする心根の卑しさには反吐が出る。
眼鏡どころか、サングラスともなると、他人と目をあわせて対することも
できない、精神の弱さを感じる。
眼鏡やサングラスをもてはやす奴も、萌える奴も、あえてファッションとして
視力に障害がなく、瞳孔が開いているわけでもないのに眼鏡やサングラスを
かける人間には、精神が欠けている。
精神が欠けている存在は、もはや人間ではない。
虫だ。
虫メガネだ。