5分前

田中宇の国際ニュース解説6月19日付けの記事は
パレスチナ分裂で大戦争に近づく中東」
http://tanakanews.com/070619mideast.htm
見出しを並べると、こんな風。


ハマスファタハの内戦を扇動したアメリ
イスラエルと戦争したいハマス
ガザで戦争したらレバノンとも戦争に
シリア、イランとの戦争の可能性
西岸とガザをアラブ側に返還する構想
米政界を支配しているのに国難イスラエル


最後の「米政界を支配しているのに国難イスラエル」の章に、いつもの田中宇節が冴え渡る一節がある。
ブッシュ政権は、イスラエルの要求を、稚拙なやり方で、過度に満たそうとして失敗することによって、中東における反米反イスラエル勢力の伸張を招き、逆にイスラエルを窮地に追い込んでいる」
さらに
イスラエルは、米政界を支配しているにもかかわらず、国家的に存亡に危機に追い込まれている。私が見るところ、これはチェイニー副大統領らによる意図的な作戦である」
イヨッ!田中屋!
こういう構図って、昔ながらの「3つの願い」のパターンを思わせて、ミステリファンの僕はうれしくなってしまう。愛しい人を生き返らせてくれ、と願ったら、ゾンビになって甦っちゃう、みたいな。
でも、記事はいつもながらクールに書いているけど、内容は戦争間近と、えらいことだ。
今日、たまたま寄ったピース大阪の運命の時計見たら、「5分前」になっていた。新聞記事でアフガニスタン情勢を読めば、世界では戦争は継続中なのだ、と知れるが、マジで知らなかったではすまされない事態が迫ってきている。