田中宇の予言

田中宇の国際ニュース解説最新記事は、
「中国の大国化、世界の多極化」〜「中露の大国化、世界の多極化」
このニュース解説は、もちろん分析を主としているのだが、しめくくりの部分で、珍しく、予言めいた文章が書かれてあった。



「今後、ドル急落が起きて世界経済がいったん潰れた場合、それは欧米日だけでなく、中国やロシアの経済にも大打撃となるだろう。だが、世界経済の中での成長センターが中国やインドなどのユーラシアであることは、おそらく今後も変わりないので、大崩壊後の世界経済は、今よりさらに欧米日の衰退と、中国やロシアなどの非米同盟側の台頭が強まることになる。」



「中東では、アメリカの覇権衰退によってイスラエルが消滅もしくは無力化されるだろうから、中東はアラブ・イランの側が勝利した状態で安定する。中東イスラム諸国は石油があるので、金持ちになり、いずれ世界経済の成長センターの一つになるだろう。すでに金融センターとしてのドバイの発展はめざましい。米英イスラエル中心体制の崩壊と世界の多極化は、長期的には、世界に経済発展と安定をもたらす。その意味で、多極化は「資本家の戦略」であると感じられる」



日本は打撃を受けて、衰退するけど、世界は安定するのだそうだ。
未来に希望的観測がなされているのは、うれしいが。
だけども、問題は、今日の雨、傘がない、なのだ。